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西・北印旛沼と

   富士山の眺望ルート

 •本ルートの総距離は約21km、純走行時間は約2.5時間ですが、神社仏閣などをゆっくり観て回ると5,6時間かかります。

 •留意点としては、チェックポイントの神社仏閣の標識がほとんどありません。あらかじめマップでルートを確認してお進みください。

 •またこのルート上には、コンビニ、食堂などがほとんどありません。トイレも少ないので、ご注意ください。

スタート地点&ゴール地点

印旛日本医大駅

 千葉ニュータウンの最東部に位置し、北総線と成田スカイアクセス線が乗り入れています。北総線としては、当駅が終点です。駅舎にはタワーがあり、その独特の外観から「関東の駅百選」(平成12年(2000)選定)に選ばれています。

・願定院(がんじょういん)(トイレあり)

 境内は道路から少し奥まり赤い山門が見えます。山門右手のイチョウの大木ともみじが紅葉する時期は黄色と赤のコントラストが映えます。

そばに昔、村人が白馬の霊を鎮めるために建立したという馬頭観音があります。境内に印西大師24番札所があります。

・花台夕陽ヶ丘(はなだいゆうひがおか)

 この辺りは西側ががけ地で、印旛沼の雄大な眺望、佐倉方面の景色が楽しめます。印西市内随一の夕陽スポットの名所で、冬の晴れた日には富士山もよく見えます。

運がよければ、富士山頂に夕日が落ちるダイヤモンド富士に出会えるかもしれません。そうした時期には、写真愛好家達のカメラの放列が並びます。

新・印西八景の一つです。

・徳性院(とくしょういん)(トイレあり)

 

 花台大川岸の丘の中心部にあり、印旛沼の航路安全祈願のために建立されたと伝えられています。

寺院の前の高台から望む西印旛沼越しの景観は絶景で、特に境内にあるソメイヨシノの満開時の花越しに見える景観はここでしか味わえません。

この他、境内には「みがきぼとけ七福神」があり、一度に七福神のお参りができます。印西大師76番礼所があります。

 

 

・双子公園(ふたごこうえん)(トイレあり)

 

 西印旛沼のほとりの通称印旛沼自転車道の中間地点の休憩場所になっており、休日には色とりどりのウェアーを着たサイクリストでにぎわいます。人口の小山からは、西印旛沼や平賀の干拓田の景観が望めます。

 

 

・西定寺(さいじょうじ)

 

 双子公園から県道佐倉印西線を渡った集落の中にあります。境内には観音菩薩の石仏が立ち並ぶ他、山門脇には印旛七福神の恵比須様があります。印西大師62番礼所があります。

・平賀(ひらか)干拓田の景観

 

 印旛沼を半分埋め立てた干拓田事業の結果1000haの水田が造成されました。その後土地改良組合により圃場整備や揚水、排水機場整備が行われ、今日の広々した水田景観が出来上がっています。

 

 

・来福寺(らいふくじ)

 

 赤い屋根の本堂と山門は遠くからでもよく見えます。本堂は低いところにありますが、山門右手の階段を上がったところに薬師堂があり、県指定の有形文化財木造薬師如来坐像が祀られています。薬師堂は印旛航路に突き出た台地の突端に位置し、風光明媚、古くから夜航の目標となって常夜灯であったといわれています。印西大師の結願寺の一つで、境内には立派な大師堂があり、またたくさんの石仏があります。印西大師66番礼所があります。

 

 

・花島山(はなしまやま)

 

 この山は台地から切り離されて独立した山のようになっており、昔は離れ島と呼ばれていたようです。印旛沼を航行する船からはこの独特の山容が目印となり灯標となっていたといわれています。花島山を越えると、鉄道高架越しに筑波山が遠望できます。

 

 

・迎福寺(こうふくじ)(トイレあり)

 

 印旛沼捷水路の北側の山裾に位置する曹洞宗の寺院です。境内には、印旛七福神のうち弁財天があり、駐車場、トイレも完備しています。南側には成田空港に行く成田スカイアクセス線が見られます。印西大師53番礼所があります。

 

 

・掛鼻山(かけはなやま)

 

 北印旛沼を俯瞰でき、眺望の良いところです。周囲はのどかな畑地が広がり、シンボルツリーである榎の古木が出迎えてくれます。かつて千葉氏の支城であった吉高城の址といわれています。

 

 

・松虫寺(まつむしでら)(トイレあり)

 

 天平17年(745)に行基によって開基されたという由緒あるお寺です。本尊は、国の重要文化財に指定された七仏薬師如来で、33年に一度開扉されます。(最近では平成24年(2012)に開扉)。松虫姫伝説で知られ、木々に囲まれた落ち着いた境内には松虫姫神社、六所神社があります。

 また6月にはあじさいの花が美しく境内を彩り、訪れる方からあじさい寺とも呼ばれています。房総の魅力500選に選定されています。

・印旛沼の歴史

 江戸を水害から守るため、承応3年(1654)利根川の流れを江戸湾(現在の東京湾)から銚子沖の太平洋に変えた、いわゆる、「利根川東遷」が行われました。

 この転流により、印旛沼は、以後過酷な水害の歴史を繰り返すようになりました。

 そこで、亨保9年(1724)下総国平戸村の農民染谷源右衛門などが、次いで天明6年(1786)幕府老中田沼意次が、さらに天保11年(1840)幕府老中水野忠邦が、治水・干拓工事などを行いましたが、いずれも資金難や政変などにより完成を見ず、昭和初期まで水害に悩まされ続けました。

 そのことから、昭和21年(1946)以降、洪水排水と干拓事業、さらに土地改良事業を併せた「印旛沼総合開発事業」が実施され、昭和44年(1969)に終了しました。

・ショートカットルート&見所

A:円天寺(えんてんじ)

 浄土宗の寺院で、元亀3年(1572)に開基されました。阿弥陀如来を本尊としています。境内は緑が多く落ち着いた静かな寺院です。山門左手のソメイヨシノは老木ですが見事な花を咲かせ、秋には美しい紅葉が見られます。印西大師49番礼所があります。

 

 

B:市井橋(いちいばし)、

  印旛捷水路(いんばしょうすいろ)

 印旛捷水路に架かる7本の橋の一つで赤くさびた橋です。橋の上から渓谷のような展望が楽しめます。また、北印旛沼、成田スカイアクセス線、山田橋等が見渡せます。

 印旛捷水路は、干拓により分断された印旛沼の流れを疎通させるため丘陵を開削し、水面幅60m、延長4kmで、ほぼ直線になっています。

 水路沿いには、自転車道路が整備され快適な走行が楽しめます。開削時に発見されたナウマン象の化石は、復元され風土記の丘博物館に保管されています。

 

C:印旛沼サイクリングロード(自転車専用道道路)

 

 当ルートの基本ルートの中央部を斜めに横断する印旛捷水路沿いには、自転車専用道路が整備されています。

 この下総台地の底を進む道は、渓谷を思わせる趣で、捷水路を横切る山田橋、市井橋の2つの橋は、頭上はるか上にかけられています。

 この印旛沼サイクリングロードは、(正式名称:千葉県道406号八千代印旛栄自転車線)北印旛沼と西印旛沼を結ぶ全長24kmのコースで、新川遊歩道や花見川サイクリングロードを合わせると、東京湾の検見川から花見川、新川、印旛沼、長門川、旧長門川までを結ぶ約50kmの長距離サイクリングコースにもなります。

D:吉高(よしたか)の大桜

 樹齢が300年を超える孤高の山桜で、昔から「吉高の大桜」と呼ばれ印西市の天然記念物に指定されています。樹高は11.7m、枝張り24.5mで、花の時期は多くの花見客で賑わいます。また、秋の紅葉も風情があります。

印旛日本医大
願定寺
花台夕日ヶ丘
徳性院
双子公園
西定寺
平賀千拓田の景観
来福寺
花鳥山
松虫寺
迎福寺
掛鼻山
ショートカット&見所
印旛沼の歴史

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