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中世の城址と

    里山景観ルート

 •本ルートの総距離は約18km、純走行時間は約2時間ですが、神社仏閣などをゆっくり観て回ると4,5時間かかります。

 •留意点としては、チェックポイントの神社仏閣の標識がほとんどありません。あらかじめマップでルートを確認してお進みください。

 •またこのルート上には、コンビニ、食堂などがほとんどありません。トイレも少ないので、ご注意ください。

スタート地点

印旛日本医大駅

 駅舎は千葉ニュータウンいには野地区のまち開きに合わせて開設され、時計台、展望台のある黒い尖塔とドームを持ったユニークなデザインが目立ちます。関東の駅百選にも選ばれています。駅前広場からは、東側に成田スカイアクセス線が成田空港に向かってのびているのが見渡せます。

 

 

・栄福寺(えいふくじ)

 

 天台宗の寺院で、聖武天皇の御世の創建といわれる古刹で、本尊の薬師如来は行基の作とも伝えられています。本尊を安置する薬師堂は、3間四方の茅葺き寄棟造りで国の重要文化財に指定されています。現在の建物は、文明4年(1472)の建立と伝えられ、建立年代の明確な県下最古の建造物です。薬師堂の右側には熊野神社、左側には印西大師65番札所、ビンズル大師が祀られています。

 

 

・龍渕寺(りゅうえんじ)

 

 大廻(おおば)地区の高台東側にある曹洞宗の寺院で、東祥寺の末寺にあたります。宝永6年(1709)に地元の治郎左衛門により開基され、釈迦牟尼如来を本尊としています。印西大師80番札所があります。

 この寺は大廻地区のはずれにひっそりと建っているので、うっかりすると見過ごしてしまうかもしれません。すぐ脇に消防団倉庫、火の見櫓があり、周辺からの目印になります。

 

 

・西方谷津田(にしかたやつだ)の

             里山景観

 

 南北約3kmにわたり谷津田が広がり、周囲に人家が見えず、見渡す限りの田んぼ、里山景観が広がり、開放感に満ちています。田植えの後の一面の緑の苗や、稲刈りの前の黄金色の稲穂が連なる里山沿いの道をたどると、気分が爽快になります。

 

 

・西部地区公園

 

 野球場、全天候型テニスコート2面、アスレチック遊具のある広場が広がります。

 一面が芝生の開放的な公園で、ベンチ、テーブルもありますので、散策中のひとやすみにもお勧めです。公衆トイレはテニスコート脇にあります。

 

 

・印旛歴史民俗資料館

 

 旧印旛村村域の発掘調査で出土した考古学的資料や、貝化石、歴史年表や印旛沼周辺地域の地形模型などが展示され、古代から中世、近世に至る郷土の歴史を知ることができます。また印旛沼の漁労具、農具、養蚕、暮らしに関する民具、江戸時代から近現代の歴史資料などが見学できます。

■休館日 月曜日、祝日、年末年始。

 (月曜日が祝日の場合は、次の最も近い平日)

■開館時間 9~17時

 すぐそばの宗像小学校のグランド中央には、プラタナスの巨木がそびえ、外から見ても壮観です。

・泉福寺(せんぷくじ)

 

 真言宗の寺院で千手観音を本尊としています。開基、沿革が明らかでなく、弘治2年(1556)に焼失し、その後再建されたと伝えられています。境内にある薬師堂は、3間四方の茅葺き寄棟造りで、国の重要文化財に指定されています。

印西大師74番札所があります。

 

 

・高岩寺(こうがんじ)

 

 曹洞宗の寺院で、永正元年(1504)に全真和尚により開基されました。本尊は観世音菩薩で、印旛七福神の福禄寿、印西大師32番札所があります。境内には、子安観音(赤子を抱いた観音)の石像も見られます。

 

 

・西福寺(さいふくじ)(岩戸(いわと)城址)

 

 もとは臼井城の支城で、臼井四天王の一人、岩戸五郎胤安が築城したと言われています。臨済宗の寺院で、寺伝によると胤安の霊をなぐさめるため、文和2年(1353)に岩戸城址に創建されたと伝えられ、釈迦如来を本尊としています。

山門の周りのもみじが晩秋には見事です。

・長円寺(ちょうえんじ)

 

 真言宗の寺院で、阿弥陀如来を本尊としています。開基、縁起が明らかでなく、正徳5年(1715)に再建されたと伝えられています。境内に印西大師29番札所があります。

・県立印旛沼公園 (師戸(もろと)城址)

 

 小高い山の上の県立公園で、自然豊かな印旛沼の姿を望むことができます。また、春には梅や桜、秋には萩などが園内を彩り、多くの人でにぎわいます。

中世城郭「師戸城」の城址で、臼井四天王の一人、師戸四郎の居城と伝えられています。

・広福寺(こうふくじ)

 

 真言宗の寺院で、阿弥陀如来を本尊としています。

印西大師の結願寺の一つで、印西大師33番77番札所があります。境内には、弘法大師像や四国八十八箇所巡礼報恩石碑、光明真言石碑他多数の石碑が建っています。また師戸地区児童遊園が併設され、ベンチ、トイレもあり休憩に適しています。

 

 

・東祥寺(とうしょうじ)

 

 曹洞宗の寺院で、渡辺信濃守により文明4年(1472)に開基したと伝えられており、釈迦牟尼如来を本尊としています。山門は鐘楼堂と一体となった珍しいもので、山門下の紐を引いて鐘を鳴らす仕組みとなっており、毎年除夜の鐘でにぎわいます。また山門横には、スダジイの巨木が立ち並び、山門に覆いかぶさるように繁茂しています。

境内には、印旛七福神のうち寿老人、印旛大師9番札所があります。座禅の研修道場があり、一般の方も申込できます。

 

 

・アジサイ通り

 

 梅雨の季節には、約3,600本のアジサイが通りを美しく彩ります。環境美化ボランティア「花の会」によって育てられてきました。

 

 

・松虫姫公園

 

 いには野地区の防災調整池を兼ねた公園。公園内に松虫姫と、姫が乗っていた牛の伝説にちなんだ大きな石のオブジェがあり、その台座は旧印旛村の区域、地形がかたどられています。また都に帰る姫を嘆いて、乗ってきた牛が池にもぐったと伝えられている牛むぐりの池があります。

この公園は、バリアフリー化され、車椅子でも楽に回れるスロープやトイレ、高床式花壇などが設置されています。この池、北側にはストレッチ器具を兼ねた遊具も設置され、健康増進に留意した設計となっています。

 

 

・印旛医科器械歴史資料館

 

 歴史的な医療機器・文献を収集管理しており、主として大正から昭和初期のものが約6千点も常時展示され、この種の資料館としては世界最大のものと言われています。国産1号の脳波計、閉鎖循環式麻酔器、珍しいものでは華岡青洲の手術道具のレプリカなどが展示されています。

■開館   毎週月、水、金(祝祭日、年末年始を除く)

■開館時間 10時~16時

 

 

<松虫姫伝説>

 奈良時代、聖武天皇の皇女松虫姫が不治の病にかかりました。ある夜、姫の夢枕に薬師如来が現れ、「われは下総の萩原の出戸の薬師である。汝の病もわれのところへ来て祈れば平癒しよう」と告げられます。天皇は姫を下向させ、数年の間、村人に機織りや蚕の飼い方などの都の文化を数えながら祈願を続けたところ病は治りました。

 天皇は大変に喜ばれて都から大工を遣わせて一寺を建立しました寺は姫の名をとって松虫寺と名付けられ、この地も松虫と称するようになりました。

 現在、寺には姫が持っていた杖が根付いたという「御杖の銀杏」、都で亡くなった時に分骨して埋葬したといわれる「松虫姫御廟」、近くには姫の乳母の墓といわれる「姥塚」、姫を都から乗せてきた牛が残されることを悲しんで近くの池にもぐって死んだと伝えられる「牛むぐりの池」が残されています。

 

 真言宗の寺院で、天平17年(745)に行基によって開基されたと伝わっています。本尊は、国の重要文化財に指定されている七仏薬師如来で、33年に一度開扉されます(最近では平成24年(2012)に開扉)。松虫姫伝説でも知られています。木々に囲まれ落ち着いた雰囲気の中にある境内には、松虫姫神社、六所神社があります。

 昭和58年(1983)に房総の魅力500選に選定されています。印西大師75番札所があります。

印旛日本医大
永福寺
龍渕寺
西方谷津田の里山景観
西部地区公園
印旛歴史民俗資料館
泉福寺
高岩寺
西福寺(岩戸城址)
長円寺
県立印旛沼公園(師戸城址)
広福寺
東祥寺
アジサイ通り
松虫姫公園
印旛医科器械歴史資料館
松虫姫伝説

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